「ホクナリンテープ」という、貼るタイプの気管支拡張剤を処方された事がありますか?
- 子ども達が咳の酷い風邪をひいた時
- 長女の喘息対策として(必要時に使用)
に処方されています。
長女が小さいうちは、特に困る事はなかったのですが・・・
- 身体が大きくなり、動きが激しくなった
- 皮膚の乾燥が酷いので保湿剤をぬっている
などの理由だと思うんですが、すぐに剥がれてしまうようになってしまいました(‥;)
せっかく呼吸が楽になるようにと貼っていてもすぐに取れてしまっては・・・(´つω・`)
はがれてしまった事にすぐ気がつけばいいんですが、気がつかないと何時間も辛い思いをさせてしまう事になりますからね~
ということで、ホクナリンテープを剥がれにくく長持ちさせるためのコツを調べてみたいと思います!
ホクナリンテープについて
まずは、ホクナリンテープについてチェックしておきましょう。
●ホクナリンテープとは?●
ホクナリンテープは、貼るタイプの薬(気管支拡張剤)です。
「ツロブテロール」という成分が入っていて、気管支を広げる働きがあります。
ホクナリンテープには
- ホクナリンテープ 0.5mg
- ホクナリンテープ 1mg
- ホクナリンテープ 2mg
の3タイプあります。
ホクナリンテープは、
- 年齢
- 体重
を元に処方量が決まるとのこと。
長女がはじめて処方された時は、1mgのホクナリンテープを2/3にカットして使うという指示がありました。
今は、体重が約15Kgで1mgのテープを処方されています。
次女は、体重が約10kgで0.5mgのテープを処方されました。
肺のイラストがプリントされています(・ω・)
真ん中あたりに切れ目が入っています。
小さいテープなので、剥がす時にテープ同士がくっついてしまうというのはあまりないのかな?と思います。
私は、半分剥がして子どもの身体に貼り付けてから、残っている半分の台紙を剥がしています。
このペタっと貼る部分を触ってしまうと、手についている油分でテープが貼れなくなったり、薬剤が吸収されにくくなってしまうんだとか。
さわってしまったら新しいテープに取り替える必要があるとのこと。
1度貼ってしまったテープがはがれた場合も同様。
子どもだと寝ているときに激しく動いたりして、はがれる事もありますし、背中に貼っても剥がしてしまうこともあるんですよね。
予備がない(処方されない)ので、テープだけ足りなくなってしまい再受診なんてことも(^^;)
私は、喘息や風邪などで咳が止まらなくなったり、息苦しくなったことがありません。
子どもたちが処方され、はじめてホクナリンテープの存在を知りました。
自分では使った事がないので、効果の程は説明できませんが・・・
子どもたちの様子を見ていると、貼っているのと貼っていないのとでは、かなりの違いがあるようです(・ω・)
ホクナリンテープの作用については、コチラ(メーカーHP)をご確認ください。
ホクナリンテープの効果がではじめるのは、貼ってから4~6時間後が目安といわれています。
貼ってから8~12時間後に薬の血中濃度が高くなるように作られているとのこと。
効果は約24時間続くといわれていて、1日1回貼りなおす必要があります。
(詳細は、コチラ☆)
子どもの頃に喘息だった夫は、
「自分の時にもこんなテープがあったら・・・( ´△`)」
と嘆いております。
ホクナリンテープの基本的な使い方
ホクナリンテープを効果的に使う為に、おさえておきたいのが貼る場所とタイミング、そして貼り方。
メーカーHPに詳しい説明がありますので、ご確認ください。
また、ホクナリンテープには、痰などを排出しやすくする効果もあるんだとか。
効果的に使って、少しでも楽に過ごしてもらいたいですね。
ホクナリンテープはどんな時に処方される?
ホクナリンテープは、下記のケースに処方されるとのこと。
●気管支喘息●
一般的に、夜間から早朝の咳が酷くなるといわれている「気管支喘息」。
ホクナリンテープの効果が最大限に発揮される8~12時間後が朝方になるよう、寝る前に貼るという指示があります。
お風呂に入って汗がひいた後に、ホクナリンテープを貼りましょう。
(詳細は、コチラ☆)
ただし、保湿剤やボディミルクなどを塗っているとすぐにはがれてしまいます。
長女には喘息があり、毎日予防の飲み薬と吸入をしています。
咳風邪をひくとホクナリンテープも追加しますが、朝方に咳き込んで眠れないというのはありません。
(数回咳をする事はあっても眠れないことはないです。)
通常時に使用している
- シングレアやキプレス
- パルミコート
- ホクナリンテープ(通常は使わない)
など、喘息予防用の気管支拡張剤一式がなかったら・・・と思うと恐ろしいですね。
長女の生活は、今と全く違うものになっているんでしょうね。
●急性気管支炎●
最近やウイルスなどで気管支に炎症がおきてしまい、咳が出たり息苦しくなった状態の時にも処方されます。
(詳細は、コチラ☆)
風邪などで処方されるのは、これですね。
狭くなった気管支を広げて息苦しさを緩和させます。
次女も風邪の時に処方されています。
気管支喘息と同様、寝る前に貼りかえるよう指示がありました。
次女は、風邪をひくと夜中の咳がひどいんですよね(´・ω・`)
テープを貼っていてもコレなので、貼っていなかったらどうなっているんでしょうか・・・
長女は喘息ですが、1才頃は夜中の咳はほとんどなかったんですよね。
咳で吐くこともありませんでしたし。
(喘息が出てしまったら)次女の方が酷いんでしょうかね(´・ω・`)
●COPD●
COPDは慢性閉塞性肺疾患といい、タバコの煙などで気管支がせまくなったり肺胞が壊れれてしまうという状態。
(詳細は、コチラ☆)
ホクナリンテープがはがれてしまったら・・・
1度貼ったホクナリンテープが剥がれてしまったら、どうしたらいいのでしょう?
ホクナリンを最初に処方された時は、
「そのまま貼りなおせばいいんじゃない?」
と思っていましたが、それは充分な効果を得られない使い方なんだとか。
使った事がある方なら分かると思いますが・・・
1度貼ったホクナリンテープは、粘着力がほぼゼロになるのでもう1度貼りなおすのは難しいんですけどねw
そこで、新しいホクナリンテープを貼りなおさなければならないんですが・・・
ホクナリンテープを
- 今すぐに貼りなおす
- 次の貼り替え予定時間まで待つ
のどちらがいいのかを考えなければなりません。
ホクナリンテープの有効成分は、先ほども触れたように貼ってから8~12時間後に薬の血中濃度が高くなり、ピークを迎えた後は、緩やかに血中濃度が下がります。
コチラ(メーカーHP)のページ「呼吸機能のリズムと血液中の薬」というグラフを見ると、濃度の貼付から24時間経過時でも約1/3ほどしか減少していません。
ということで、
テープを貼ってから12時間経過していれば、貼り直さずに次の予定時間を待つ
というのが基本の考え方なんだとか。
ただし、ケースによっては、剥がれたら新しいものを貼り替える必要もあるとのこと。
ホクナリンテープを処方されたら、医師・薬剤師と相談しておいた方が安心ですね。
うちの娘たちは、
- 12時間経過していれば次のタイミングまで待つ
- 貼ってすぐ剥がれたら貼りなおす
- 微妙な時間だったら様子を見て決める(軽ければ次まで待つ)
ということになりました。
ホクナリンテープを剥がれにくくするコツは?
ホクナリンテープを剥がれにくくするコツは、あるんでしょうか?
メーカーHPには
- 貼る場所の油脂や水分をふき取る
- 入浴後は汗がひいてから貼る
- テープ(接着面)を触らない
- 貼った後に掌で押さえる
- (子どもの場合は)手の届かない背中に貼る
などの記載があります。
一応、このポイントは抑えているんですが・・・
ある時を境に、長女のホクナリンテープが剥がれやすくなってしまったんですよね(;´Д`A “`
次女は、今でも剥がすまでしっかりとついているんですが、長女は朝起きたらなくなっているのがほとんど。
長女にこそ付けていて欲しいんですけどね(・ω・;)
何が違うんでしょうね~
乾燥肌なので、皮脂で取れているというわけではないと思うんですけど。
先日、久々に咳風邪からのかなり軽いヒューヒューが出てしまった長女。
どうしても貼ったまま過ごして欲しかったので、絆創膏(普通サイズ)で補強してみましたが・・・
肝心のホクナリンテープが浮いている状態に(´д`、)
肌が弱いので何でも使えないところも難しいんですよね。
(絆創膏は、ケアリーヴならOK)
大きなタイプだと、くっついたまま浮かずに過ごせるかな?
大きいと気になって掻いてしまうかな?
以前、ホクナリンテープが剥がれてしまうと病院で相談したら、
「飲み薬もあることはある」
と言っていました。
ホクナリンテープで被れる方や剥がれて困っている方は、相談してみると良いかも知れませんね。
「皮膚が弱くてもかぶれずにホクナリンテープが剥がれない方法」
をご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示ください。
医師・薬剤師・メーカー等に相談のうえ、試してみたいと思います。
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